定年後のインサイト

定年後、いわゆるアフター60の市場開拓は日本のアジェンダ。ところが、彼らの生態を知る動きは鈍い。何故なら、分析者が市場を退出してしまうから。同年代の筆者が、マーケッター歴30年の知見を活かし、アフター60のインサイトに迫る

何故、定年後=アフター60か

人口1億2700万の国日本。

1年単位でみれば、人口がぐんぐん減るわけではなく、ざっくり言えばステイだ。

マーケティング上、ことさら悲観する必要はない。

 

着目すべきは、むしろ世代の構造変化だ。

人口ピラミッドが正三角形から逆正三角形の国へ

 

その時マーケティングをどう変えるか。

2020年に当然市場の三分の一(34%)を占めるアフター60へのアプローチが鍵になる。

 

そのマーケットが掘り起こされているのかというとまだまだだ。

介護、健康食品、旅行関連など、一部業界は先行しているものの、

本格的に手をつけてない業界は数多い。

 

その理由は、ほとんどのメーカーやサービス事業者が

ビフォア60人材で構成されているため、アフター60のインサイトがわからないからだ。

 

                

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